AI研修の費用はいくら?形式別の相場と実質負担をわかりやすく解説

「AI研修の費用って、いくらぐらいかかるんだろう?」
「AI研修の金額はいくらが妥当なのか判断できない…」
こういった疑問に答える記事です。

この記事でわかることは以下のとおりです。

  • AI研修の費用相場を形式別に比較

  • AI研修の費用は助成金で実質いくらになるか

  • 予算に合うAI研修の選び方

AI研修の費用は、選ぶ形式によって1名あたり月1万円台〜40万円程度まで幅があります。
動画で学ぶ形式は月額で、講師が自社に来る形式は1名あたりの料金になっているのが一般的です。

この記事を読むことで、研修の形式と人数で概算いくらかかり、助成金でどのくらい研修費を下げられるか見当がつきます。
AI研修の見積もりを取る前に、最後まで読んでみてください。

※この記事は、中小企業向けのAI活用研修を提供している「クラウドワークス アカデミー」が監修しています。

AI研修の費用相場を形式別に比較

AI研修の費用体系は受講する形式で分かれるので、まずは形式ごとの相場を4つに分けて解説します。

  • eラーニング型は1名あたり月1万円台〜

  • 公開講座型は1名あたり2万円台〜4万円台

  • 講師派遣型は1名あたり17万円台〜40万円程度

  • カスタマイズ型は公開価格がなく個別見積もりになる

金額は各社が公式サイトで公開している価格をもとにした目安で、ほとんどが1名あたりの金額です。

1回あたりの価格と混ぜると桁を読み違えるので、比べる前に単位をそろえてみてください。

eラーニング型は1名あたり月1万円台〜

eラーニング型の費用は、1名あたり月1万円台〜が目安になります。
講師の時間ではなく、教材を使える期間に対して料金がかかる形式です。

公開されている価格を以下にまとめました。

項目

内容

費用の目安

・月額16,280円
・6ヶ月90,530円
・12ヶ月162,800円
(DMM 生成AI CAMPの個人向けプランの税込価格)

料金の単位

1名あたり・契約する期間ごと

向いている規模

数名から始めて受講者を増やしていく規模

含まれるもの

・受講期間中の教材の利用
・法人プランは要問い合わせ

向いているケース

全社で用語と基本の操作をそろえたいとき

参考:DMM 生成AI CAMP

eラーニングとは、インターネット経由で動画やテキストの教材を受講する仕組みのことです。
契約する期間を延ばすほど、1ヶ月あたりの単価は下がる傾向があります。

表の金額は個人向けプランのもので、法人でまとめて契約する場合の価格は問い合わせが必要です。

月あたりの単価で比べられるので、4つの形式のなかでは予算を組み立てやすい形式です。

公開講座型は1名あたり2万円台〜4万円台

1名1講座あたり2万円台〜4万円台で受けられるのが、公開講座型です。
受講する時間の長さで価格が決まり、半日と1日ではおよそ2万円の差が出ます。

インソースが公開している価格を以下にまとめました。

項目

内容

費用の目安

・ChatGPTのはじめ方研修24,400円(半日)
・AIエージェント基礎研修31,500円(1日)
・ChatGPTプロンプトエンジニアリング研修45,800円(1日)
・いずれも会員価格の税込

料金の単位

1名1講座あたり

向いている規模

1名から数名だけ先に受講させる規模

含まれるもの

・1講座分の受講料
・会場と教材は主催側が用意

向いているケース

担当者だけ先に学ばせて社内へ広げたいとき

参考:インソース|AI・生成AI研修

日程は主催側が決めた開催日のなかから選びます。
空きがあれば1名から申し込めるので、担当者が先に中身を確かめてから人数を増やす進め方も取れます。

1名あたりの単価に受講する人数を掛ければ、稟議に載せる総額を早い段階で固められるでしょう。

講師派遣型は1名あたり17万円台〜40万円程度

講師派遣型の費用は、1名あたり17万円台〜40万円程度が価格の範囲です。
自社の会議室などに講師が来る形式で、受講する1名ごとにプログラム単位の料金がかかります。

ここで挙げるのは助成金を使う前の金額で、要件を満たせば自社の負担は下がります。
公開されている価格と内容を以下にまとめました。

項目

内容

費用の目安

・入門の内容に絞った講座で1名あたり176,000円
・業種に合わせて内容を組む講座で1名あたり40万円程度

料金の単位

1名1プログラムあたり

向いている規模

10名以上など部署単位でまとめて受講する規模

含まれるもの

・事前のヒアリング
・講師の派遣
・教材
・10時間以上の講義
・研修後の支援など

向いているケース

日程を分割して業務の合間に受講させたいとき

参考:クラウドワークス アカデミー|AI活用研修

金額に幅があるのは、研修に含める範囲が違うためです。
受講する人数がまとまると、1名あたりの金額が下がる例もあります。

日程を分割できるのも、講師派遣型の使い方の1つです。
受講する人数と実施する回数が決まれば、総額の見当をつけられます。

カスタマイズ型は公開価格がなく個別見積もりになる

カスタマイズ型は研修の内容が会社ごとに違います。

項目

内容

費用の目安

なし

料金の単位

個別の見積もり

向いている規模

部署ごとに業務が違い、内容を分けたい規模

含まれるもの

・事前のヒアリング
・教材の作成
・研修後の支援など

向いているケース

自社の資料やデータを教材に使いたいとき

カスタマイズ型とは、受講する会社の業務に合わせて教材や演習を作り直す研修のことです。

金額を出すには、次の3つを先に決めておきます。

  • 受講する人数

  • 実施する回数

  • 作ってほしい教材の範囲

他の3形式で相場を押さえてから、同じ条件でカスタマイズ型の見積もりを依頼してみてください。

AI研修の費用を内訳ごとに抑える方法

AI研修の費用を内訳ごとに抑える方法は、以下の6つです。

  1. 講師料は研修の回数を絞って減らす

  2. 教材費は既製の教材を選んで抑える

  3. カスタマイズ費は必要な範囲だけに限る

  4. 移動の費用はオンライン形式でなくす

  5. フォロー費は必要な回数だけ契約する

  6. AIツールは無料の範囲から始める

金額の目安は研修の形式によって幅が出るため、ここでは費用が動く条件と抑え方を扱います。

1つずつ解説していきます。

講師料は研修の回数を絞って減らす

講師料は、年間に実施する回数をまとめると減らせる可能性があります。
研修を1回ごとに単発で依頼すると、依頼のたびに講師を手配する費用が必要です。

講師料が動く条件と抑え方を以下にまとめました。

費用が動く条件

抑え方

年間に実施する回数

複数回をまとめた一括の契約

1回に必要な講師の人数

受講する人数を絞る

1回で扱うテーマの数

関連するテーマの同時実施

1年分の研修の予定を先に立ててから見積もりを依頼すると、回数をまとめやすいです。

部署ごとに別々の日程で申し込んでいる会社であれば、日程を合わせるだけでも講師料は下がります。

教材費は既製の教材を選んで抑える

すでに用意されている既製の教材を選ぶと、教材費は抑えられます。
自社の業務に合わせて教材を作り直すと、制作にかかる費用が上乗せされるケースがあります。

教材費が動く条件と抑え方は以下のとおりです。

費用が動く条件

抑え方

既製か自社向けかの違い

まずは既製の教材で実施

教材を配布する人数

受講者を絞った少人数での開始

印刷と製本の有無

データでの配布に変更

1回目は既製の教材で受けてみて、足りない部分がわかってから内容を足すと無駄が出にくいです。
自社の業務に踏み込む部分だけを後から追加すれば、教材費の増え方もゆるやかにできるでしょう。

カスタマイズ費は必要な範囲だけに限る

カスタマイズ費は、自社に合わせる範囲を先に決めると必要な分だけで済みます。
範囲を決めずに相談すると、ヒアリングや教材の作り込みが少しずつ増えていきます。

金額が動く条件と抑え方を以下に整理しました。

費用が動く条件

抑え方

事前ヒアリングの回数

1回で伝えられる内容の事前整理

教材を作り込む範囲

業務でよく使う部分だけに限定

対象になる部署の数

効果が出やすい1部署からの開始

経理の請求書の処理をAIに任せたいなど、扱う業務を1つ決めてから研修会社に相談してみてください。
全社に広げるのは1つの部署で効果を確かめてからにすると、カスタマイズ費を必要な分に収められます。

移動の費用はオンライン形式でなくす

オンライン形式にすると、講師の交通費や宿泊費はかからなくなります。
遠方から講師を招く場合、研修の料金とは別に移動にかかる実費を負担することがあります。

移動にかかる費用が動く条件と抑え方は以下のとおりです。

費用が動く条件

抑え方

講師の移動距離

オンライン形式での実施

宿泊の有無

日程を1日にまとめた開催

社外の会場を借りる場合

自社の会議室の利用

対面には、受講者の画面を見ながら操作を教えられる良さがあります。
初回を対面にして2回目以降をオンラインに切り替えると、移動の費用は初回分だけで済みます。

フォロー費は必要な回数だけ契約する

フォロー費は、最初に少ない回数で契約しておくと後から調整できます。
研修後のサポートは、質問への対応か追加のレクチャーかで金額に幅が出ます。

フォロー費が動く条件と抑え方を以下にまとめました。

費用が動く条件

抑え方

フォローの回数

少ない回数での契約と後からの追加

契約する期間

業務で使い始める時期に合わせた設定

質問への対応か追加のレクチャーか

現場の質問が多い内容の優先

使ってみて足りないとわかってから回数を足すと、余分な支払いを防げます。
ただし削りすぎると学んだ内容が現場に定着しないため、フォローは最低1回は残しておきましょう。

AIツールは無料の範囲から始める

有料のAIツールを事前に契約しなくても、AI研修は始められます。
研修会社によっては、無料で使える範囲のツールから始める進め方を案内しています。

無料で試せるAIツールの例は以下のとおりです。

  • ChatGPTの無料プラン

  • Google Geminiの無料プラン

  • Microsoft Copilotの無料プラン

まずは無料の範囲で使い勝手や効率化の効果を確かめてみてください。
業務で手放せないとわかってから有料版に切り替えると、ツール代を払いすぎずに済みます。

費目ごとの見直しに加えて、複数名でまとめて申し込むと1名あたりの単価が下がる研修会社もあります。

AI研修の費用は助成金で実質いくらになるか

AI研修の費用は、人材開発支援助成金を使うと自社の負担を下げられます。

  • 中小企業は経費の最大75%が助成される

  • 176,000円の研修が実質46,000円になる

  • 申請は研修を始める前に済ませる

人材開発支援助成金とは、職務に関連した訓練を受けさせた企業に、経費と賃金の一部が国から支給される制度です。

助成の対象になるのは要件を満たした研修に限られ、すべてのAI研修に使えるわけではありません。
こちらも1つずつ解説していきます。

中小企業は経費の最大75%が助成される

中小企業がAI研修に人材開発支援助成金を使うと、経費の最大75%が助成されます。
事業展開等リスキリング支援コースの助成率と限度額は以下のとおりです。

項目

中小企業

大企業

経費助成率

75%

60%

賃金助成(1人1時間)

1,000円

500円

経費助成の限度額(10時間以上100時間未満)

30万円

20万円

経費助成の限度額(100時間以上200時間未満)

40万円

25万円

経費助成の限度額(200時間以上)

50万円

30万円

eラーニング・通信制の経費助成限度額

15万円

10万円

定額制サービスの経費助成限度額

1人1月あたり2万円

1人1月あたり2万円

訓練の時間が長いほど、受講者1名あたりの限度額は上がります。
eラーニング・通信制・定額制サービスによる訓練は経費助成のみで、賃金助成は出ません。

最大75%は要件を満たした場合の助成率で、限度額を超えた分は自社で負担します。
限度額の範囲であれば、中小企業は経費の4分の1ほどの負担でAI研修を受けられます。

参考:厚生労働省|人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)のご案内 令和8年8月3日版(38ページ)

176,000円の研修が実質46,000円になる

クラウドワークス アカデミーのAI活用研修は1名あたり176,000円で、助成の適用後は46,000円になります。

中小企業で要件を満たした場合の内訳は以下のとおりです。

項目

内訳・計算

金額

研修費用

1名あたりの受講料

176,000円

経費助成

対象になる経費に対する助成分

120,000円

賃金助成

10時間分

10,000円

助成の合計

120,000+10,000

130,000円

実質負担

176,000−130,000

46,000円

いずれも税込で、受講者1名あたりの金額です。
何名で研修を受けるかわかっていれば、実質の負担額を計算できます。

参考:クラウドワークス アカデミー|AI活用研修

申請は研修を始める前に済ませる

人材開発支援助成金は、研修を始めた後では申請できません。

手続きの期限は以下のとおりです。

手続き

期限

計画届の提出

訓練開始日の6ヶ月前〜1ヶ月前まで

支給申請

訓練終了日の翌日〜2ヶ月以内

支給の対象になるのは、訓練時間が10時間以上のOFF-JTに限られます。
OFF-JTとは、通常の業務から離れて受ける研修のことです。

なお、令和8年8月3日の改正で、業務に直接結びつかない汎用的な内容は助成の対象外になりました。
汎用的なプロンプトの作り方を学ぶ研修は対象外で、自社の業務に沿って使い方を学ぶ研修なら対象です。

要件と期限を先に押さえておけば、実質の負担を下げてAI研修を始められます。

対象になるコースや申請の手順は、AI研修に助成金は使える?対象コースと申請5ステップをわかりやすく解説で詳しく解説しています。

参考:厚生労働省|人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)のご案内 令和8年8月3日版(40ページ)
参考:厚生労働省|事業展開等リスキリング支援コース 令和8年8月3日からの変更点について

予算に合うAI研修の選び方

予算に合うAI研修の選び方は以下の5つです。

  1. 提示額が1名あたりか1回あたりかを確認する

  2. 見積額に含まれない費用がないかを尋ねる

  3. 助成金の申請サポートの範囲を確かめる

  4. 研修後のフォローが何回まで無料かを聞く

  5. 無料の体験研修を受けられるか相談する

どれも見積もりのときに確かめる内容で、契約する前に見積もりだけを取って比べてもかまいません。

目的を決めずに金額だけで選ぶと、研修が現場で使われないまま終わってしまいます。
自社に合う形式と費用感は、ここまでに見てきた形式別の相場と費目の一覧で当たりをつけられます。

1つずつ解説していきましょう。

提示額が1名あたりか1回あたりかを確認する

見積書の金額は、1名あたりの受講料か1回あたりの料金かで総額の出し方が違います。

公開されている価格は、1名あたりの受講料で載っているものが多いです。
1回あたりの金額は個別の見積もりになりやすく、サイトには出ていないケースもあります。

見積書の書き方ごとに確認する内容は以下のとおりです。

見積書の書き方

確認する内容

1名あたり◯円

人数が増減したときの総額

1回あたり◯円

1回で受けられる人数の上限

一式◯円

含まれる日数と時間数

最低◯名から

人数が届かないときの扱い

「一式」とだけ書かれていたら、内訳を分けて出してもらえるか聞いてみましょう。

受講する人数が動きそうであれば、2つの人数で見積もりを出してもらうと比べやすいです。
同じ条件に直した金額同士を並べると、予算に合う研修が見えてきます。

見積額に含まれない費用がないかを尋ねる

金額を比べる前に尋ねておきたいのが、見積額に入っていない費用の有無です。
同じ内容の研修でも、どこまでを総額に含めるかは研修会社ごとに違います。

別途になりやすい費用は以下のとおりです。

  • 講師の交通費・宿泊費

  • 受講する人数分のテキスト代

  • 社外の会場を借りるときの会場費

  • 研修後の追加相談にかかる費用

見積書に費目が並んでいなくても、聞けば含まれるか別途かを教えてもらえます。
別途になる費目まで足した総額で比べると、予算に収まる研修を選びやすくなります。

助成金の申請サポートの範囲を確かめる

助成金の申請サポートは、研修会社によって範囲が違います。
書類をそろえてくれるだけの会社もあれば、社労士が手続きまで対応してくれる会社もあります。

確かめておく範囲と聞き方の例は以下のとおりです。

サポートの範囲

聞き方の例

対象になるかの事前診断

「自社は助成金の対象になりますか?」

計画届に添付する書類の用意

「添付書類はそちらでそろいますか?」

社労士による手続きの代行

「提携している社労士はいますか?」

支給申請までのフォロー

「研修後の申請まで見てもらえますか?」

クラウドワークス アカデミーのAI活用研修では、提携している社労士が申請の手続きをサポートしています。
無料の個別相談で、助成金の対象になるかの簡易診断も受けられます。

どこまで対応するかは会社ごとに違うので、上の4項目を同じように聞いて比べてみてください。

研修後のフォローが何回まで無料かを聞く

無料で使える研修後のフォローの回数も聞いておきましょう。
質問対応や振り返りの回は、研修費に含まれる会社と別料金の会社があります。

フォローの種類ごとに確認しておきたい内容は以下のとおりです。

フォローの種類

確認すること

オンラインの質問対応

無料で使える回数と期限

受講後の振り返り

研修費に含まれるか別料金か

教材や録画の共有

欠席者や後任者も見られるか

追加の講義

1回あたりの費用の有無

契約前に無料の範囲を確かめておけば、研修が終わった後に予算が膨らむ心配はありません。

無料の体験研修を受けられるか相談する

無料の体験研修や個別の相談は、申し込む前に頼めば案内してもらえます。

講義の進み方や、社員が操作についていけるかは、資料と見積書だけでは判断がつきません。
社内にAIに詳しい人がいなくても、体験を受ければ社員の反応がその場でわかります。

相談では、AIを使いたい業務と、社員がパソコンの操作にどれくらい慣れているかを伝えてみてください。
伝えた内容に合わせて、必要な日数や進め方を提案してもらえます。

体験や相談で中身を確かめてから決めると、予算に見合う研修かを自分で判断できます。

AI研修の費用を社内で承認してもらう方法

AI研修の費用を社内で承認してもらう方法は、以下の5つです。

  1. 導入事例の削減時間を目安にする

  2. 短縮した時間を人件費に換算して回収期間を出す

  3. 実質負担額を稟議書の1行目に書く

  4. 少人数で試してから全社に広げる案を添える

  5. 相見積もりを3社そろえて比較表にする

費用が妥当かは、金額そのものではなく短縮できる時間から判断できます。

どれも稟議書にそのまま書き込める内容です。
1つずつ解説していきます。

導入事例の削減時間を目安にする

研修を導入した会社が短縮できた時間は、金額の妥当性を説明する目安になります。
自社と近い業務でどれだけ時間が減ったかがわかると、効果の見込みを数字で書けるためです。

クラウドワークス アカデミーの導入事例では、以下のように作業時間が短くなりました。

事例

削減できた時間

株式会社ローカルライフ

2〜3週間かかっていたアンケート集計が1週間に

あかちゃんとこどものクリニック

丸2日かかっていた給与の照合業務が30分に

参考:クラウドワークス アカデミー|AI活用研修

2件とも手順が決まっている業務であり、同じ結果が自社でも出るとは限りません。
稟議書には自社で近い作業を1つ選び、今かかっている時間を並べて書いてみてください。

他社が短くできた幅を先に伝えておくと、費用の額だけで判断されにくくなります。

短縮した時間を人件費に換算して回収期間を出す

金額の妥当性を数字で説明できるのが、短縮した時間を人件費に換算する方法です。
1時間あたりの人件費と月あたりの回数がわかれば、回収までの期間を計算できます。

時給2,000円の社員5名が、1回2時間の作業を月4回短縮した場合の試算は以下のとおりです。

項目

計算・前提

測り方の前提

対象の業務を1つ決め、受講前1ヶ月の作業時間を記録

実測した時間

1ヶ月に短縮できる時間

2時間×月4回×5名

40時間

人件費への換算

40時間×時給2,000円

80,000円

研修費(助成の適用後)

46,000円×5名

230,000円

回収までの期間

230,000円÷80,000円

約3ヶ月

上記の研修費は、クラウドワークス アカデミーのAI活用研修に助成金を使った場合の金額です。

時給・人数・回数には仮の数字を当てています。
自社の値に入れ替えて計算し直してみてください。

回収までの見通しまで書いた稟議書は、費用ではなく投資として検討してもらえるでしょう。

実質負担額を稟議書の1行目に書く

稟議書の1行目には、助成金を引いた後の実質の負担額を書いてください。
総額だけが先に目に入ると、金額の大きさで検討が止まってしまうかもしれません。

前述の助成金の計算で出した金額をそのまま使えば、計算をやり直す必要はありません。

稟議書の書き出しに使える例文は以下のとおりです。

AI活用研修を5名が受講します。
受講料は総額880,000円(税込)ですが、人材開発支援助成金の適用後は実質230,000円(税込)になります。
差額の650,000円は経費助成と賃金助成として戻る見込みです。
短縮できる作業時間は月40時間で、人件費に換算すると約3ヶ月で回収できます。

助成金は要件を満たした場合に支給されるため、申請中である旨も1行添えておきましょう。
決裁者が最初に見る数字を、実質の負担額にしておくと稟議が通りやすくなります。

少人数で試してから全社に広げる案を添える

一度に全社へ広げず段階を分けて提案するのも、稟議が通りやすくなる進め方です。
まず数名で試す案があると、効果が読めない段階でも決裁者が判断しやすくなります。

広げ方の段階を以下にまとめました。

段階

対象と費用の考え方

第1段階

・1部署の3〜5名
・効果を測る業務を1つに絞る

第2段階

・効果が出た業務をもつ部署へ拡大
・同じ研修内容を使い回す

第3段階

・全社へ展開
・人数がまとまると1名あたりの研修費が下がる場合あり

第1段階で測った時間の変化は、第2段階の稟議でそのまま根拠に使えます。
第2段階以降の予定も同じ稟議書に並べておくと、次の承認を取るときの説明を省けます。

小さく始めて広げる案があれば、一度で全社分の予算を通すより承認を得やすいです。

相見積もりを3社そろえて比較表にする

相見積もりは、3社そろえて1枚の比較表にしてから提出してください。
見積書の書式は会社ごとに違い、そのまま並べただけでは金額の差の理由がわかりません。

そろえる内容は以下の5項目です。

比較する項目

そろえる内容

受講する人数

3社とも同じ人数(例:5名)で統一

研修の合計時間

事前準備やフォローも含めた時間数

実施の形式

訪問・オンライン・eラーニングの別

税区分

税込か税抜かのどちらかにそろえる

助成金の適用後

同じ助成率で計算した実質の負担額

どの会社が良いかを決める前に、比べられる状態を作るのが先です。
条件をそろえた比較表があれば、1社に決めた理由を稟議書で説明できます。

AI研修の費用に関するよくある質問

最後に、AI研修の費用についてよくある質問に答えていきます。

研修費用の支払いは前払い?

支払いのタイミングは、研修会社によって違います。
見積書に支払い条件が書かれているので、契約前に請求の時期を確認しておきましょう。

助成金を使う場合も、研修費用はいったん自社で支払います。
前述のとおり、助成金の申請は研修が終わった日の翌日から2ヶ月以内で、入金はさらに後になるためです。

助成金が入るまでの期間も見込んで、研修の予算を組んでおくと安心です。

パソコンを買い替える必要がある?

新しく買いそろえなくても、AI研修は始められます。
生成AIのツールはブラウザから使うものが多く、手元のパソコンに高い性能が必要ないためです。

クラウドワークス アカデミーのAI活用研修も、普段の業務で使っているパソコンとインターネット環境があれば受講できます。

社内のパソコンで動画やWeb会議が問題なく使えていれば、そのまま受講できるか研修会社に確かめてみてください。
機材の買い替え費用を見込まずに済むので、研修そのものに予算を回せます。

研修費用は経費に計上できる?

研修費用は、業務に必要な内容であれば経費として計上できます。
社員が仕事で使うスキルを高める支出は、研修費にあたるものです。

ただし勘定科目や計上の時期は、会社の会計処理によって違います。
研修が期をまたぐ場合の扱いなど、判断に迷うところは顧問の税理士に確認してください。

経費として処理できるように、見積書・請求書・受講の記録は残しておきましょう。

個人で受ける場合の費用はいくら?

個人でも申し込めて料金が公開されているのは、eラーニングと公開講座です。

各社が公開している料金は以下のとおりです。

受け方

費用の目安

eラーニング

DMM 生成AI CAMPの個人向けプラン
月額16,280円
12ヶ月162,800円

公開講座

インソースの生成AI関連の公開講座
24,400円〜45,800円(会員価格)

人材開発支援助成金は従業員に研修を受けさせる事業主向けの制度なので、個人での受講には使えません。

会社の費用で受けたい場合は、社内研修として上司に相談してみてください。

参考:DMM 生成AI CAMPインソース|AI研修

まとめ|自社に合う形式を選んで研修費用を抑えよう

さっそく自社に合うAI研修の形式を選んでいきましょう。

費用を決めるまでの手順は以下のとおりです。

  1. 形式別の相場から自社に合う形式を絞る

  2. 見積書の費目ごとに削れる部分を確かめる

  3. 助成金を使った場合の実質負担額を試算する

  4. 見積もりで単位と別途費用の有無を聞く

  5. 短縮できる時間を人件費に換算して稟議にかける

「見積もりを取る前に、自社だといくらになるのかを知っておきたい…」と考えている場合は、無料の相談から始めてみてください。

クラウドワークス アカデミーのAI活用研修」は中小企業向けの訪問型で、資料のダウンロードと無料の個別相談を受け付けています。
社内にAIに詳しい人がいない段階でも、扱いたい業務を伝えるところから相談できます。

この記事が、貴社のAI研修の参考になれば幸いです。

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